bk-pacha’s blog

私は島根の吉賀町でツル科の植物を使って「かご」を作っている者です。

縄文ポシェットから今後の展望が見えた!

この度の、三越・広島カリス成城「癒しフェアー」2018の会場に、東京から来られた一人の女性が、私の作ったつづらかごの前に来られて、
「このかごを見て何故かしら思い出したわ! 東京で見た縄文展の中にあったカゴ。それがとっても素敵だったの。」
「何となく似ているのよ! 是非あなたにも見て欲しい。」
「縄文ポシェットよ!」と繰り返し云われる。

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 私は東京国立博物館ミュージアムショップに電話をし、「縄文 一万年の美の鼓動」の図録を送って頂いた。
その中に、~縄文の手仕事の温かみを伝える一品~木製編み籠「縄文ポシェット」と題された写真が載っていた。それは青森県青森市三内丸山遺跡から出土し、籠の中にはクルミの殻が一つ残されていたという。可愛らしいその籠は、ほぼ当時のまま出土されている。
私は奇跡だと思った。と同時に、私が作り続けてきたツヅラフジを材料とした籠も、縄文時代から既に作られていたのかもしれないとも思った。
私は大いに感動した。そして東京の彼女に感謝した。

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