津和野の「つづら工房」を止める。
1994年 観光地のため、全国からお客様がこられました。
温かいお言葉も数々頂きました。
同時に、私と同じものを作りたい人が来られるように成り、後に
「私も作ったのよ!」
「いや、家では材料はとったものの、編めないのでカズラは捨てた。」
自然界に失礼のないようにと心掛けている私にとっては、
いささか、胸が痛む思いがしました。
その上、わすれもしない衝撃的な一瞬の出来事がありました。
その出来事から二か月くらい後のことです。
野山で採れたツル科植物で作られたカゴが、雑貨用品として、
至る所で販売されるように成りました。
私の手は動かなく成りました。